2011/2012
生涯忘れ得ぬ一年が終わる。
誰かにでもなく何かにでもなく
何をもなく何故かもなく
むやみに感謝したくなる今日。
生涯忘れ得ぬ一年を終え
また再び一年を始める。

ありがとうございました。

ありがとうございます。

さようなら。

はじめまして。



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水準原点 3






























心にべちゃりと張り付いた言葉があるだろう。
意味も恣意も喩も拒絶するような、ただ音だけがいつまでも忘れられず。
例えば古くなったガムテープのように(もうガムテープではないけれど)、どうしても張り付いて取れない言葉だ。

写真するということは
そういう
ただべちゃりと心に張り付いて
意味も恣意も喩も拒絶するような、
写真を欲すること(もう写真ではないけれど)、なんだろう。

か。
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水準原点 2





























いつまでも戻り続ける場所に

いつまでも辿り着けないことが

全てのはじまりだ。



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水準原点 1


























見ることは、在ることだ。

在ることへの希求は、見えることへのわずかな望みから始めなければならない。


生きることへは、まだ

距離がある。


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CHITEN, FRAGMENT & POST




2012年2月、地点公演『トカトントンと』、於KAAT
FRAGMENT(仮チラシ)&POST(ポストカードサイズチラシ)投下完了。












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告白
 いきなりの告白をお許しください。
 わたくし、あなたに恋しているようなのです。「ようなのです」などと、告白すると申しておきながら不明瞭な言い方をする不躾は承知いたしておりますが、わたくし自身にもこの気持ちがはたして恋心なのかそれとも他の、例えば母性的な慈しみのような感情だったり、或いは反対に、若さが故の何にでもほだされ易い一過性の稚拙な恋情のようなものなのか、計り切れていないということも正直な気持ちとしてお伝えせねばならないと思われ、いささか早計に過ぎるとは知りながらも、そしてはなはだご迷惑をお掛けすることと知りながらも胸で膨らみつづけるお慕いするこの感情を抑えきれず恥を忍んで筆をとる次第でございます。
 先年あなたのことをウイングフィールドの福本様よりご紹介いただき約半年のあいだ微力ながらご活動のお手伝いをさせていただきました。未来志向的でありながらも草のように大地にしっかりと根を張ろうとするお姿に心を打たれそのお背中を頼もしく遠巻きから眺めておりました。たくさんの方々のご尽力もあり初年度としてはすばらしい成果が残せたことを心より喜ばしく思い、その一助となれたわたくし自身の幸運には感謝をしてもしきれません。ついぞ直接にお話をする機会はありませんでしたが、協働させていただいていた時間は羽化し登仙する心持ちでありましたし、新しい試みがスタートすることでの熱気と興奮は今も体の芯にくっきりと残っております。
 それからまた半年が経ちこうして二年目の活動が始まりました。今年はさらに交流の幅を拡げ、参加ご協力くださる方々も増え多彩で深度ある催しとなったことは劇場に来られるお客様にとってはもちろんのこと、大阪の小劇場界にとりましてどれほど喜ばしいことでありまた勇気を与えることになるだろうと思っております。装いを新たにされたあなたは時にチラシとして誇らしげに劇場のラックに並んでいたり、また時にポストカードとして受付を彩ったり大変なご活躍。もとよりわたくしなどからは遠い存在でありましたが、というより人間ではありませんが、今ではより一層多くの方々の共有物として親しまれていくのを見ていますと、嬉しさと共に少しの……何と申し上げるのが正しいのでしょう、一抹の寂しさのような感情と申しますか焦燥と申しますか……も生まれてきて、そうこうしているうちにあなたのことがただただ気になって仕方がなくなり、仕事をしている最中でもついホームページのあなたの裏側をクリクリといじくってみたり、或いは夜寝る前のひとときチラシのあなたをためつすがめつ眺めてみたり擦ってみたりして自分の心に起こるけものな感情をたしなめていたのであります。
 ほんとに男って気持ち悪い生き物ですね。というかわたくし、気持ち悪いですね。
 仕事柄様々な劇団や演劇祭の宣伝広告を担当して参りました。それぞれにそれぞれの思い入れと思い出がございます。また製作過程においてはその製作物との交歓がないとよい仕事が出来ないと信じておりますものですから、出来不出来に関わらずお腹を痛めた子どものようにいとおしく感じるのが常でございます。ええ、実際にお腹が痛くなったことはありませんけれど。そうして時間が経ち新しい仕事をこなしていくうちにいつしか心は更新され思い入れと思い出は記憶という書架に並べられていくのであります。しかしどうしたことでしょう、あなたへの思いは一向におさまる気配を見せず、気になって仕方が無いという感情はむしろ日を追うごとに強くなるばかりなのです。やはりこれはエル・オー・ブイ・イーでございましょうね。L・O・V・Eでございましょうね。ええ、そうですともきっと。そうでなければこんな恥さらしな事をする訳ありませんもの。
 ほんとにわたくしって気持ち悪い男ですね。テラキモス、でございますね。
 というかこんな文章を誰かに読まれたらと想うとあまりの恥ずかしさに毛深くなりそうです。ええ、既に充分毛深いですけれど、パルドン?
 どうぞこの手紙はお捨てになってください。お返事の要もございません。時節柄湿気にはお気を付けください、紙の傷みが早くなりますゆえ。
 乱文痴文ご海容ください。

  むりやり堺筋線演劇祭 様


松本久木 生
(「ウイングホットプレス」寄稿文改訂)




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狐猿が善行堂でラブホテルに相模くんとなんちゃらを最後の炎もキムキムは地点、つまり安部さんにドキムネ
険しいぞ、ブログ更新!
記録が日々にまったく追いつかない。
以下断片。

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京都芸術センター「継ぐこと・伝えること」の宣伝デザインを担当している。
調子にのって自腹で作った狐猿(こえん)ロゴTシャツを着てるのが京都芸術センター所属・チーム「伝統」。ハ〜ちゃん・フ〜ちゃん・おっくん、個性的過ぎ、サイコー。
山極先生富永先生小林先生、知識・経験、洪大過ぎ、サイコー。

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久しぶりに漢字モチーフのロゴ作成。頼まれて無い、が勝手に作る。
狐+猿+獣感。がテーマ。ギリ成功か。

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野末先生善行堂詣り。
善行さんカッコよ過ぎ、サイコー。さらっとギャルソン、何者?
野末先生はおいらのPerfume師匠。この日もライブTシャツをおめし、さすがマエストロ、無敵。代々木のライブでアリーナかしゆか5mの席を確保してくれた強者。
そば食って、木屋町のバーへ。先生のマッカラン12年をありがたがらず飲み倒す。至福。
善行さんの新刊「星を撒いた街」は必読書。「文学」に感受性ある人間はすべからず上林暁に出会うべき。おいらは何もやることがなかった10代の時、全集読破。したような気がするが記憶がおぼろげ。
夏葉社島田さんと会える日も近いのか!楽しみだ。

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普段あまり使わないゴシック体で組み立てた尼崎ロマンポルノ公演「ラブホテルジプシー」チラシ。
IMPACTタイプバンク新聞明朝筑紫A見出しミンイワタ新ゴシックをまぜこぜる。書体の力強さにうっとりしながらの作業。至福。
ただし諸事情があり5回デザイン修正。サイコーと思ったものからは1000分の1以下の出来。無念。

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相模くんと密会。デザイナーとしてやっていくために、の相談。朝まで。
結論。
覚えてない。

ただ写真への感性があまりに似ていることにワロス、は覚えてる。森山大道より中平卓馬なのである。ロバート・フランクよりリー・フリードランダーなのである我々は。最近の事件は安村崇で一致。

とりあえずデザインチームを作ることになりそう。

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くんの依頼でSNOのユースト番組「なんちゃら3.0」に出演。ハナムラさんあくびくんとの座談たれ流し。テーマもたれて流れて牛のよだれ感たっぷり。おもろかったので中継なしの別会を希望するものなり。

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エイチエムピー・シアターカンパニー公演「最後の炎」宣伝美術。GLトレーシングにオペークホワイト印刷やらなんやら。トラブル多発、印刷現場での博打的判断連続。
エイチエムピー・シアターカンパニーはこれから来ます。

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キムキムが私服デビュー。センスいまいち。夕陽は無関係に美しい。

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地点KAAT公演のための宣伝戦略会議のために神奈川芸術劇場へ。自分でも何言ってるのかわからないプレゼンを基さんがフォロー、助けてもらう。
逆に基さんの何言ってるのかわからない説明は何言ってるのかよくわからないので聞いてるフリだけしてやりすごす。天才の言うことは常に高くて深くて広くて、かつど真ん中なので打ち返すのに苦労する。悪魔のような怖ろしい直感と発想と言語感覚にたじろぐたじろぐ。でもバントはしない。フルスイング勝負。
会議終了後に中華街へ。昼飯をおごってもらう。
お土産にごま団子を買う基さんのほんのり満足げな表情に、萌える。
ゆうなちゃん、変顔写真で申し訳ない。

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んでその後、シアタートラムで公演している地点上演実験Vol.4『トラディシオン/トライゾン』を観に行く。楽屋で安部さまに謁見。
地点の公演は一回しか観たことないが、その一回で安部さまにやられているわたくしなのですので、ロボットダンスみたいなぎごちない動きであいさつしてまう。
想像より声が高いな〜、と思う。それだけで満ちてしまう。わかる?この感覚。

地点はサイコーなので、サイコーなるものを感じたい人間は観に行くべき。
ガ リ ガ リ と舞台芸術の可能性を拡げている感触がするのだ。
つまりは最前線なのである、ここは。

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ウィ〜、ア〜、ザ、ペーペーズ!
高速の響流(こうる)くんとサンエムのキムキムとおいらで「ペーペーズ」というチームを作っている。
別の名を「印刷業界うしろ指さされ隊」。
限りなく下っ端ペーペーのくせして、印刷業界の現状と未来を憂い、それを変革せんとやゴライアテに挑むダビデよろしく、小さき者が故の挫けぬ勇気と尽きせぬ情熱を持ってこの印刷不況という巨大な敵に立ち向かっていこうではないかと、時々に集合し作戦会議を開いている。

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緊張感あふれる会議は毎回いやおうとなく三人に大きな使命と責任を負わせるものとなる。

この度の会議で決定した事項は以下の3つ。

1. 人のふんどしで相撲をとる
2. 柳に風折れなし
3. 今は転職の時期ではない

この決定を胸に各自それぞれの戦場で獅子奮迅することを誓って遅い昼食に出る。

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響流くんのつけスパ喰いシークエンス。

お坊さんの息子らしい慈悲深い食事の仕方はさすがと言わざるを得ない。

なおペーペーズではメンバー募集をしている。
我こそが印刷業界の未来を切り拓く者なりと考える、痛い頭をお持ちの方は一報くれたし。
性別、年齢、国籍、職種、学歴、容姿、むろん不問。ただし係長以下。
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青木・KEX・雄吉さん
京都国立近代美術館で開催していた青木繁展の最終日に滑り込みで観に行く。おいらが企画刊行している博士号論文シリーズ「INITIAL」の第2巻(中野久美子著「文学の視座からの青木繁における美的仮象の創造」)がミュージアムショップの特設コーナーで販売されているので、その雄姿を確認せねばと。

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華やかで幾分かまびすしい陳列棚の中央に、ひっそりと沈み込むように横臥している我らが愛娘の姿を認める。
いじらしいぞ、と、そのままそこでそのように咲いていろ(山之口貘だったか)、と、父親気分で力こぶる。

したらば、先ほどから隣で興味深そうに見本誌を読んでいた妙齢のおばさまが、最後の一冊となった愛娘をむんずとつかんでレジに向かうではないか。
以下はその決定的瞬間。

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自社の本が目の前で買われるのを初めて見た。おばさまを抱きしめたくなっちまった。
んで、なんでそんな装幀なのか、なんで本文の行間が狭まったり広がったりしてるのか、あるいはなぜ右下端の本文が常に欠けているのか、さらには、引用文は珍しい書体でしかもすべて出典元どおりの漢字かなづかいで、著者と二人で泣きそうになりながら校正したこととかトクトクと説明したくなっちまったい。もちろんしなかったけど。

「INITIAL」第2巻は7月17日(日)から始まるブリヂストン美術館での展覧会場でも販売される。実は既に出版社在庫は無くなっており、今回の京都で販売されているのも著者在庫を出品してもらっている。極めて僅少となっているので(ネット在庫もないのではないか)、興味のある人は展覧会に行って見て欲しい。もちろん青木繁展そのものも最高。特に「海の幸」には見る人をして心を揺さぶる力強さと熱情と不完全さがあって必見だと思う。

んで、その後京都芸術センターKYOTO EXPERIMENT 2011プレ企画のクローズドミーティングに参加しに行く。相模くんcursor清水さんたちに久しぶりに会えてラッキーだった。

飲みの後の帰りの電車でウォーリさん雄吉さんと話してたら、雄吉さんが寝てしまったので、撮っといた。
偉大な演出家の微睡姿。

に見えないのが雄吉さんの偉大なところなんよね。

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大阪に戻ってからは黒田さん、大庭ちゃん、宮明さん(cursor)、岡やん(cursor)と再び飲み開始。
また結構自分の何かに対して怒られたような記憶がうっすらとある、が、全て忘れた。
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ムラキンサン
ルームテンテンを見た人から、「仕事してるの?」って指摘受けたので仕事の事を少し。
あと「キムラくんとできてるの?」って質問も来たけど、それには「ふふふ」と答えるにとどめておこうかな、ふふふ。

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京都芸術センターの広告物の相談がてら、ムラキンサン(村田金箔)を訪問。浜崎課長に最近の箔業界の動き及び新規開拓路線の話を聞く。

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そのあとショールームに案内してもらったんだが、正直、製品の倉庫かと思った。
新旧の製品が整然と、或いは雑然と、所狭しとならんでいる。入った瞬間の印象としてはどこかの骨董品屋に紛れ込んだかと思った。

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驚いたのが、主力商品のひとつとしてルアーやジグなどの釣り具があるってこと。
さびきの針のキラキラも箔の転写なんやって。

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何百か何千かわからんけど、多種多様な箔の使われ方を見られるので、周辺で活動してる人は浜ちゃんにアポとってショールーム的倉庫に行ったらいいさ。
んでもって、カスタムホイルをもっと手軽に使ってもらうため、新商品のキャンペーンをこの7月から始めたんやって。
説明受けたけど、いい狙いかも。展開次第では伸びる可能性大きいとみる。

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帰りの道すがら、たこ焼き屋があったので条件反射で注文する。
大阪人は見知らぬ土地でたこ焼き屋を見つけると無性に食べたくなる性質があると思うな。お腹の問題というより、その土地の、なんつ〜かな、文化レベル?気質?生活程度?みたいなもんが分かる気がするんやな。たこ焼き基準。
注文したのは初めて名前を聞く「塩マヨネーズ味」と「オニオンソース味」。




とてもまずかった。


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